半島地域、「食」で活性化 廃棄食材の活用も後押し―国交省
国土交通省は、三方を海に囲まれ、人の移動や物流に制約がある半島地域を応援するため、特産品情報をまとめたデータベースの公開を始めた。人口減少や新型コロナウイルスの影響を受ける半島を「食」で活性化するのが狙い。今後は廃棄食材の情報も加えて、事業者による新たな商品開発を後押しする。
半島は地理的な制約がある一方、水産物を中心に食料供給を担う重要な地域でもある。国は半島振興法に基づき、伊豆半島や能登半島など全国23地域で、インフラ整備や防災対策、住民福祉の向上を支援している。
ただ、半島地域の人口減少率や高齢化率は全国平均より高いのが現状だ。コロナ禍による観光客の減少も続く。そこで、多様で豊富な半島の「食」に注目。特産品やご当地グルメの情報発信で新たな需要を創出し、地域の活性化につなげる。
今回は、自治体の協力を得て半島の特産品情報を収集し、データベースを作成した。専用ホームページでは、魚介類や農産物など約400品を紹介し、特産品の概要や価格、メーカーの連絡先などを掲載。主に小売業者や通販事業者向けのものだが、誰でも閲覧できる。生産、加工、販売業者がつながり、半島産品のブランド化や販路拡大が進むよう促す。
今後は、未利用のまま廃棄される食材や、地域外に流通していない食材に関する情報も加える予定だ。こうした食材を活用した新たな名物が開発されることも見据え、半島産品を積極的に発信する。(2022/10/30-20:31)
Japan Govt to Support Peninsula Areas thru Food Promotion
Japan's land ministry has opened to the public a database on specialty products from peninsulas nationwide to support the areas saddled with travel and logistical constraints.
The ministry hopes that the database will help promote local food items from peninsulas, reeling from depopulation and the spread of the novel coronavirus.
In the future, the database will present information about food items to be discarded and rare local food not known in other areas, in order to encourage local businesses to develop new specialties.
Peninsulas have geographical constraints but are important supply centers for fishery products and many other food items.
Under the peninsula areas development law, the government provides support to develop infrastructure, implement disaster reduction measures and improve the well-being of local residents in the 23 designated areas, including the Izu and Noto peninsulas in central Japan.
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