渋谷にデジタルアート拠点 芸術家を支援、都市の魅力発信―東京都
東京都は、デジタル技術を活用した芸術「デジタルアート」の拠点施設を渋谷区に開設した。アーティストが創作に取り組める場所を確保し、活動を支援。流行の発信地である渋谷で作品展示やイベント開催などを行い、文化都市としての魅力を広める狙いもある。
デジタルアートは、パソコンで作られたイラストや、建物などにCG(コンピューターグラフィックス)を投影するプロジェクションマッピングなど、デジタル技術を駆使した芸術やその作品を幅広く指す。
施設はJR渋谷駅近くの「シビック・クリエイティブ・ベース東京」で、10月に開設。約380平方メートルのフロアに、作業場のほか、ワークショップを開けるスペースを設けた。3Dプリンターやレーザーカッターなど創作に必要な機材も順次そろえる。
都は、年度ごとに選出するデジタルアートのクリエーターに、この拠点で活動してもらうことを想定。今年度は人工知能(AI)を使ったレクリエーションを探究するチームや、東京五輪開会式のドローン演出の担当者、拡張現実(AR)を活用した映像作家のプロジェクトなどを選んだ。それぞれ1000万円を上限に資金援助も行う。
都の担当者は「デジタルアートへの支援策としては国内最大規模。文化都市としての魅力向上につなげたい」と話している。都はデジタルアートを活用したまちづくりを進める渋谷区との連携も検討している。(2022/11/04-07:10)
Tokyo Opens Digital Art Foothold in Shibuya
The Tokyo metropolitan government opened a foothold for digital art in Shibuya Ward in October, providing artists with a place to work on their creative ideas while promoting the Japanese capital as a cultural city.
Civic Creative Base Tokyo, set up near JR Shibuya Station, has studios and a space for workshops and exhibitions on a floor space of some 380 square meters. Tools such as a 3D printer and a laser cutter will be made available in stages.
Digital art includes illustrations drawn using a computer and projection mapping, a technique with which computer graphics are projected onto physical objects like buildings.
The metropolitan government will offer the space to artists it picks for each fiscal year. Among this year's selections are a team exploring recreational activities using artificial intelligence, an artist involved in a drone show at the opening ceremony of last year's Tokyo Olympics and an augmented reality project by a video artist.
Each artist or group will be given up to 10 million yen in financial assistance.
最新ニュース
-
「1票の格差」来月21日判決=升永弁護士らのグループ―福岡高裁宮崎支部
-
1時間前、駅構内に似た男=新たな画像公開も―関連捜査・長野連続殺傷
-
最低賃金1500円へ「たゆまぬ努力」=20年代達成、赤沢経財相が経済演説
-
選抜高校野球・補欠校
-
三菱UFJ銀、預金金利0.2%=0.1%から引き上げ―3月
写真特集
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕