24年ぶり円買い介入準備か 日銀が「レートチェック」―円安、145円目前
円安・ドル高が外国為替市場で加速し、14日の早朝の取引で円相場は一時1ドル=144円96銭付近まで急落した。市場関係者によると、日銀は14日、金融機関に為替相場の水準を照会する「レートチェック」を実施した。東京市場では約24年ぶりの円買い・ドル売り介入への警戒感が高まり、円相場は日中に1円69銭乱高下する荒い値動きとなった。東京市場の午後5時現在は143円32~32銭と前日同時刻比1円07銭の円安・ドル高。
レートチェックは為替介入に向けた準備の可能性がある。市場関係者によると、照会は144円90銭近辺で行われたといい、政府・日銀は145円目前に迫った円安に警戒感を強めているとみられる。実際に政府・日銀が円安を阻止する円買い・ドル売り介入に踏み切れば1998年6月以来。同年6月に円安は146円台まで進んでいた。
鈴木俊一財務相は14日、円安をめぐり記者団の取材に二度応じ、為替介入について「やる時は間髪入れずに瞬時に行う」と強調した。「ここ数日はかなり激しい動きがある。日銀と連携し、高い緊張感を持って市場の動向を見守る」と述べた。(2022/09/14-19:33)
BOJ Conducts Rate Check: Sources
The Bank of Japan asked financial institutions about foreign exchange rates Wednesday following the yen's sharp drop, market sources said.
The rate check was conducted when the dollar was moving around 144.90 yen, according to the sources.
The BOJ's move may be preparations for possible foreign exchange market intervention to prop up the yen by Japanese financial authorities.
Japan "has taken a step forward from the verbal intervention conducted so far" by government and BOJ officials warning against the yen's rapid fall, a currency market broker said.
The rate check "has made it difficult to launch speculative yen selling," the broker said. "The dollar's upside will be limited to around 145 yen for the time being."
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