立民、「次の内閣」発足 政権交代目指し、効果は不透明
立憲民主党は13日、参院議員会館で両院議員総会を開き、「次の内閣」(ネクスト・キャビネット)の設置を決めた。泉健太代表が自らをネクスト総理大臣とする閣僚名簿を発表。政策立案の体制を強化し、政権担当能力をアピールするのが狙いだ。
この後、次の内閣は初の「閣議」を開催。泉氏は記者団に「ネクスト大臣を置くことが、われわれに政権担当能力があるということ示す第一歩となる」と述べた。
立民は、旧民主党時代に導入されたネクスト・キャビネットを踏襲して初めて設置。政策決定機関である政調審議会に代わり、次の内閣が政策決定できるよう党規約を改めた。
次の内閣メンバーには泉氏のほか、ネクスト官房長官に長妻昭政調会長、ネクスト外務・安全保障相に玄葉光一郎元外相らが就いた。牧山弘恵参院議員をネクスト法相に充てるなど女性5人を起用。若手からはネクスト厚生労働相に当選2回の早稲田夕季衆院議員を抜てきした。
次の内閣メンバーは、10月召集が見込まれる臨時国会で岸田内閣の閣僚と論戦を交わす役割を担う。
ただ、立民は昨年の衆院選に続いて7月の参院選でも敗北し、政党支持率も低迷している。政権交代への展望は開けておらず、次の内閣設置が党勢回復につながるか効果は不透明だ。(2022/09/13-17:42)
Japan's Opposition CDP Launches "Next Cabinet"
The Constitutional Democratic Party of Japan announced Tuesday its "next cabinet" roster of party members to fill ministerial posts if the main opposition party takes power in the future.
The same day, the party held the first meeting of the next cabinet, in which party leader Kenta Izumi serves as the next prime minister.
"Having next ministers is the first step in showing that we have the capacity to run the government," Izumi told reporters.
The CDP launched a shadow cabinet for the first time. Such a move was started by its predecessor, the now-defunct Democratic Party of Japan.
The CDP constitution was amended to allow the next cabinet, instead of the Policy Research Committee board, to make policy decisions.
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