KDDI、数百万人に補償へ 通信障害で最大規模―28日にも報告書
KDDIが2日未明に起こした大規模な通信障害について、補償の対象となる利用者が数百万人に上ることが22日、分かった。音声通話のみを契約する利用者が中心となる見込みで、同社は対象者に返金する。携帯電話会社による障害時の補償としては、最大規模となりそうだ。
今回の通信障害は発生から復旧宣言まで86時間を要し、最大で同社の契約全体の6割超に相当する3915万回線で通話やインターネットが利用しづらくなった。同社は電気通信事業法上の「重大な事故」として、原因や再発防止策などをまとめた報告書を28日にも総務省に提出する。
総務省は8月1日までに詳細な報告を求めている。報告書には、原因や今後の対策のほか、実際に影響を受けた人数などの詳細も盛り込む。
同社の契約約款は、携帯電話が「全く利用できない状態」または「同程度の状態」が24時間以上続いた場合、補償対象にするとしている。24時間ごとに日数を計算し、基本料や通信料などの合計額を損害額とみなして賠償する。
今回は、事故の影響範囲などを精査する中で、数百万人への補償が必要と判断したとみられる。このほか、約款の賠償対象外となる利用者への対応も検討している。(2022/07/22-19:13)
KDDI to Pay Outage-Linked Compensation to Millions of Users
Japan's KDDI Corp. is set to compensate millions of users over the recent large-scale disruption of its mobile phone and data communications services, it was learned Friday.
KDDI, which operates the "au" mobile phone services, is set to submit a report on the cause of the outage, regarded as a serious incident under the telecommunications business law, and measures to prevent any recurrence to the communications ministry next week.
In the incident, which occurred in the early hours of July 2, up to 39.15 million subscribers nationwide had difficulty in using voice calls and data communications. It took 86 hours for the company to declare a full recovery.
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