閲覧履歴の外部送信、確認の機会を 同意義務見送り―総務省報告書
総務省の有識者会議は18日、サイトの閲覧履歴などインターネット利用者に関する情報の取り扱いについて、事業者への規制強化を求める報告書をまとめた。報告書には、閲覧履歴などの情報を事業者が外部に送信する際には利用者本人への通知や公表といった確認の機会を設けることが必要と盛り込んだ。同省は報告書を踏まえ、通常国会に電気通信事業法改正案を提出する。
有識者会議は対話アプリ大手「LINE」による個人情報の管理問題を受け、データ管理の在り方を検討していた。当初は、利用情報の外部送信については本人の同意取得を義務付ける方針だったが、事業活動への影響を懸念する経済界が反発。同意取得の義務化は見送り、事業者による通知・公表に規制の内容は後退した。
このほか、登録者1千万人以上などの大規模事業者には、通信の秘密やID登録などの情報を保管するサーバーの設置国公表などを求める。通信会社や接続業者以外に、SNS(インターネット交流サイト)や検索サービスも規制の対象とする。(2022/02/18-12:47)
Japan Panel Calls for Tighter Rules on User Data Handling
An experts' panel of Japan's communications ministry Friday asked for tighter regulations on technology companies over the handling of information about users, such as their browsing histories.
In a report, the panel said it is necessary to send notifications to users when businesses provide such data to third parties.
Based on the report, the ministry will submit a bill to revise the telecommunications business law during the current parliamentary session.
Businesses subject to the planned obligation will include telecommunications companies, internet access providers, social media firms and search service providers.
The panel considered how to manage data in response to the inappropriate handling of user information by the operator of messaging app Line that left data accessible to a Chinese affiliate.
最新ニュース
-
ローマ教皇に最高勲章=米大統領
-
石破首相が帰国
-
渋谷パルコで男性が転落死=通行人に直撃、搬送―警視庁
-
ロシア領内で北朝鮮兵2人捕虜=キーウに初めて移送―ウクライナ大統領
-
ロシア領内で北朝鮮兵2人捕虜=キーウに初めて移送―ウクライナ大統領
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕