帝京大、力強いFW陣=早大は攻守に充実―全国大学ラグビー
ラグビーの第61回全国大学選手権は13日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われる。4大会連続13度目の優勝を目指す帝京大と、5大会ぶり歴代最多17度目の頂点を狙う早大がぶつかる。
帝京大はフランカー青木主将やロック本橋拓ら、FW陣の力が際立つ。明大との準決勝では鋭いタックルで相手の前進を阻み、ボールを持てば突破力を発揮した。青木は「帝京らしい力強いラグビーが戻ってきている」と自信を深める。
前半にスクラムで反則を繰り返し、自陣に押し込まれる時間が続いた点は修正したいところ。敵陣でのプレーを増やし、接点で押し勝ってトライにつなげたい。
関東対抗戦を全勝で制した早大は、充実した戦いぶりで勝ち上がった。WTB田中健、FB矢崎らバックス陣の攻撃は切れ味があり、統率の取れた守りも堅い。京産大との準決勝は多くの選手を入れ替えた後半に追い上げられたが、前半は26―0と隙を見せなかった。
昨年11月の対抗戦では早大が48―17で完勝。それでもフッカー佐藤主将は「選手権の決勝は緊張感が違う。過去3年間優勝している帝京大に、どれだけ挑戦できるかが大事」と気を引き締める。対抗戦と同じく、SO服部のロングキックを生かして敵陣に入る時間を長くすれば、大学日本一がぐっと近づく。
[時事通信社]
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