大手電力、6社が赤字転落 燃料高騰で―22年3月期
燃料価格の高騰が大手電力の業績を悪化させている。2022年3月期の連結純損益は10社のうち、6社が赤字に転落する見通し。既に赤字予想を公表していた東京電力ホールディングスと中国電力に加え、新たに東北、中部、北陸、四国各電力が赤字予想を発表した。
前期の黒字幅が293億円だった東北、1472億円だった中部がともに450億円の大幅赤字に陥る。相次ぐ下方修正は、燃料高騰を電気代に転嫁するタイミングが翌年度以降に「期ずれ」し、電力会社の負担が一時的に増加することが主因。こうした損失の大部分は燃料価格の上昇が収まれば回収できるが、北陸、関西、中国は一部の契約で電気代に転嫁できる上限に達している。
燃料価格の高騰が長期化すれば業績への影響は拡大する。関西電力の森本孝社長は1月28日のオンライン記者会見で、「原発利用率の上昇などで収支への影響を抑えたい」と話した。(2022/02/01-16:31)
6 Major Power Firms in Japan to Plunge into Red
Six of Japan's 10 major power utilities expect to fall into the red in fiscal 2021, hit by soaring fuel costs.
Tohoku Electric Power Co. , Chubu Electric Power Co. , Hokuriku Electric Power Co. and Shikoku Electric Power Co. have recently announced group net loss projections for the current business year ending in March. Earlier, two other industry players--Tokyo Electric Power Company Holdings Inc. and Chugoku Electric Power Co. --forecast annual net losses.
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