日産、売上高予想1兆円減額 半導体不足で販売下振れ―22年3月期
日産自動車は9日、2022年3月期連結業績予想のうち、売上高を8兆8000億円(従来予想9兆7500億円)へ1兆円近く下方修正した。半導体不足などで生産・販売が下振れる見通しとなったため。販売台数見通しは380万台と7月時点から60万台引き下げた。
日産はこれまで、半導体不足などによる影響を通期で25万台と見込んでいたが、減産規模が膨らむ。足元でも、10月と11月の国内外の生産台数は従来計画より3割ほど減少するとみられる。
アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)はオンラインでの決算発表会で「半導体の供給不足の影響は想定を上回った」と指摘。その上で、今後の見通しについて「11月には回復の兆しが見えてくるが、下半期も不安定な状況が続く」と語った。
一方、純利益は1800億円と従来予想(600億円)の3倍に引き上げた。21年3月期の連結純損益は4486億円の赤字だったため、大きく好転する。為替で円安の追い風があったほか、新車投入効果や車両の需給逼迫(ひっぱく)で販売奨励金の削減が進む。利益面では、採算が改善して販売台数の減少をカバーする形だ。(2021/11/09-20:29)
Nissan Revises Down FY 2021 Sales Forecast
Nissan Motor Co. said Tuesday that it has revised down its consolidated sales forecast for fiscal 2021 to 8.8 trillion yen, as a shortage of semiconductor chips is weighing on its automobile output.
The Japanese automaker earlier projected its group sales at 9.75 trillion yen for the year to March 2022. The new estimate is still up 11.9 pct from the previous year's sales.
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