岸田首相、人命第一の対応指示 阿蘇山噴火で情報連絡室
岸田文雄首相は20日、熊本県の阿蘇山噴火を受け、衆院選の遊説先から松野博一官房長官に対し、人命第一の対応を指示した。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。関係自治体と連携し、被害状況の把握などに努めた。
松野氏は「人命救助を第一に、自治体と緊密に連携を取りながら、自衛隊、警察、消防を機動的に対応させている」と記者団に強調した。
政府の危機管理をめぐっては、北朝鮮が19日に弾道ミサイルを発射した際、首相と松野氏がともに選挙活動のため東京都内を離れていた。首相は事態把握後もしばらく遊説を続けたため、与野党から懸念や批判の声が上がっていた。
20日は、松野氏が噴火直後に官邸へ駆け付け、対応に当たった。一方、兵庫県を訪問中だった首相はツイッターで、周辺住民に「警戒をお願いします」と呼び掛けた上で、予定通りの日程を続行した。
これに関し、松野氏は選挙期間中の危機管理体制が十分か記者団に問われ、「日頃から万全を期せるよう連絡体制を取っている。問題ない」と述べた。(2021/10/20-16:23)
Kishida Gives Instruction following Mount Aso Eruption
Prime Minister Fumio Kishida on Wednesday instructed the government to put the top priority on protecting human life, following an eruption of Mount Aso in southwestern Japan.
Kishida gave the order while he was absent from the prime minister's office in Tokyo, according to Chief Cabinet Secretary Hirokazu Matsuno.
Kishida was visiting Hyogo Prefecture, western Japan, on the campaign trail for the Oct. 31 election of the House of Representatives, the lower chamber of the Diet, Japan's parliament.
"The government has received no reports of human causalities from the eruption," Matsuno told reporters.
Deputy Chief Cabinet Secretary Yoshihiko Isozaki told a press conference that the government is collecting information on details of the eruption, which happened in the morning.
最新ニュース
-
上にいないと始まらない=やっぱり勝つこと―ゴルフ・松山英樹インタビュー
-
輝き取り戻した一年=松山、新たな章へ―男子ゴルフ
-
トルコ外相がシリア訪問=指導者と会談、支援鮮明
-
大阪・四條畷市長選で電子投票=全国で8年ぶり、開票省力化
-
上皇さま、91歳に=国内外の動向に関心
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕