核禁条約、批准賛成174人 岸田首相は無回答、議員調査―日本被団協
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は14日、核兵器禁止条約への署名・批准について、全ての国会議員に賛否を尋ねたアンケートの結果を公表した。9月末の期限までに回答した議員は全体の約3割にとどまったが、自民党議員13人を含む174人が日本の批准に賛成した。
アンケートは8~9月、衆参両院の議員703人を対象に書面で実施。1月に発効した核兵器の製造や保有、使用などを全面的に禁止する同条約に関し、「全ての国が署名、批准する」「国会で審議し批准する」などの賛否を尋ねた。
その結果、226人が回答し、いずれも「反対」はいなかった。全ての国の署名・批准に190人、国会の批准に174人が賛成と答え、残りの回答は大半が「どちらとも言えない」だった。
自民党は所属議員の1割に当たる45人が回答。被爆地・広島の選出議員2人から「まずはオブザーバー参加」「唯一の被爆国としてリーダーシップを発揮すべきだ」といったコメントが寄せられたという。岸田文雄首相は回答しなかった。
立憲民主党の回答率は58%にとどまり、日本被団協幹部は「議員は真剣に考えているのか」と批判した。(2021/10/14-18:03)
174 Japanese Lawmakers Back Ratification of Nuke Ban Treaty
A total of 174 Japanese lawmakers support Japan's signing and ratification of the U.N. Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons, a survey by a hibakusha atomic bomb survivor group showed Thursday.
The lawmakers included 13 members of the ruling Liberal Democratic Party, according to the survey by the Japan Confederation of A- and H-Bomb Sufferers Organizations, or Nihon Hidankyo.
The survey covered all 703 legislators of both chambers of the Diet, Japan's parliament. About 30 pct of them gave their answers by the deadline at the end of September.
In the survey, conducted from August, the lawmakers were asked their opinions on the idea that the treaty, which came into force in January to ban the production, possession and use of nuclear weapons, should be signed and ratified by all countries.
The survey also asked about the idea of discussing and ratifying the treaty at the Diet.
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