トヨタ、9月に4割減産へ 36万台、コロナで部品不足―販売への影響懸念
トヨタ自動車は19日、国内外の工場で8月末から9月にかけ、新たに大規模な生産調整を行うと発表した。9月分は国内外で36万台で、計画比4割の減産となる。新型コロナウイルスの感染拡大でベトナム、マレーシアなどからの部品供給が滞っていることが主因。納車が一段と遅れるのは必至で、販売への影響が懸念される。
9月の減産のうち、国内は14万台。国内では8月末にも2万台の生産調整を行うため、新たな減産規模は合計38万台に上る。
国内で稼働を止めるのは全14工場28ラインのうち27ラインで、8月24日から順次停止する。主力乗用車「カローラ」を生産する高岡工場(愛知県豊田市)では、9月1日から17日まで操業を停止。元町工場(同)では、高級車ブランド「レクサス」の一部車種を造るラインを8月24日から9月30日まで休止する。
海外の9月の減産規模は北米が8万台、欧州が4万台、中国が8万台など。
ただ、今回の減産については「リスクの中に入れ込んでいた」(熊倉和生調達本部長)としており、2022年3月期の世界生産計画(930万台)は変更しない。販売目標なども据え置く。(2021/08/19-20:24)
Toyota to Cut Production at Most Plants in Japan
Toyota Motor Corp. said Thursday it will reduce vehicle production at 14 of its 15 plants in Japan through the end of September.
The move reflects parts supply shortages stemming mainly from a surge in COVID-19 infections in Southeast Asia.
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