気仙沼の海水浴場が再開 震災で閉鎖、11年ぶり―宮城
東日本大震災で被害を受けた宮城県気仙沼市の大谷海水浴場が17日、被災後初めてオープンした。2017年11月に始まった防潮堤の工事がほぼ完了し、11年ぶりの開設となった。
海水浴場は震災で地盤沈下や砂浜が削られるなどの被害を受けた。当初、砂浜がほとんど残らない形で防潮堤の建設が計画されたが、「砂浜を残したい」という住民の要望を踏まえ変更。海水浴場の開設に十分な砂浜を維持した。
家族で訪れた仙台市宮城野区の会社員澤藤東志紀さん(34)は「震災後、海に行く気になれなかったが、11年ぶりの再開なので訪れた」と語った。同じく子どもと訪れた同区の主婦名和こず恵さん(44)は「子どもは震災を知らない。防災の話をするためにも海水浴場は必要」と話した。
開設された海水浴場は長さ約300メートルで、期間は8月22日まで。新型コロナウイルス対策を取りつつ、感染者が出た場合は閉鎖するという。(2021/07/17-10:48)
Miyagi Beach Reopens for First Time after 2011 Disaster
Oya Beach in Kesennuma, Miyagi Prefecture, northeastern Japan, opened on Saturday for the first time since the March 2011 earthquake and tsunami.
In the disaster, the swimming beach sustained damage such as land subsidence and coastal erosion.
Preparations for reopening the beach included construction of a seawall, which started in November 2017.
At first, the seawall was planned to be constructed so there would be almost no part of the sand beach left. The plan was changed, however, reflecting residents' requests to have a sand beach.
"I didn't feel like going to the beach after the disaster, but I came because it reopened for the first time in 11 years," said Toshiki Sawafuji, a 34-year-old company worker who visited the beach with his family from Sendai, the capital of Miyagi.
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