外食大手、3社が業績「未定」 コロナで不透明―21年度予想
外食大手10社の2021年度通期連結業績予想が14日までに出そろった。決算期は異なるが、新型コロナウイルスの感染状況が見通せず、3社が公表見送りを余儀なくされた。残る7社は純損益の黒字確保を見込んだものの、多くがコロナ前の収益水準にはほど遠い。今後は持ち帰りや宅配などを強化し、生活様式の変化に対応できるかが業績回復のカギとなりそうだ。
外出自粛や営業時間の短縮は客足に大きく影響する。今後、ワクチン接種が順調に進むかも見通しづらく、松屋フーズホールディングス(HD)とロイヤルHD、ワタミはいずれも業績予想を「未定」と発表。ワタミの渡辺美樹会長は記者会見で、経営環境について「本当に厳しい。22年3月まではこの状況が続くと想定している」と、苦しい胸の内を明かした。
復調を見込む企業でも、その程度には濃淡がある。すかいらーくHDは純損益の赤字脱却を見込むが、黒字幅は4億円にとどまる。モスフードサービスは11億円への増益を予想した一方で、中期経営計画で掲げていた純利益25億円の目標を取り下げた。
一方、ドライブスルーの持ち帰りや宅配需要をいち早く取り込んだ日本マクドナルドHDは204億円の黒字と好調を維持。ゼンショーHDもテークアウトの強化が奏功し、91億円の黒字と大幅増益を見込む。(2021/05/15-07:07)
7 Japan Restaurant Operators Expect to Secure Annual Net Profits
Seven major Japanese restaurant and bar operators expect to secure net profits in fiscal 2021, although many of them foresee far smaller profits than before the coronavirus pandemic, according to their latest earnings reports released by Friday.
Three others--Matsuya Foods Holdings Co. , Royal Holdings Co. and Watami Co. --did not release earnings projections for the current year, due to uncertainty about the coronavirus situation.
最新ニュース
-
中国、米半導体を調査=米に対抗、非先端品対象
-
NY株、続伸
-
アクバシュ氏が女子監督候補=真鍋監督は退任へ―バレーボール
-
NY円、155円台後半
-
尹氏、聴取を完全拒否の構え=弾劾審判は本格審理入り―韓国
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕