大麻検挙、最多5034人 昨年、20代以下で急増―危険性認識低く・警察庁
2020年に警察が大麻事件で検挙した人数が前年比713人増の5034人となり、4年連続で過去最多を更新したことが8日、警察庁のまとめで分かった。20代以下で急増した。大麻の危険性への認識が低いことが要因とみられ、同庁は広報啓発を強化する。
20代が同590人増の2540人で半数を占め、20歳未満は278人増の887人だった。各年代のうち大学生は87人増の219人、高校生は50人増の159人でいずれも過去最多となり、中学生も8人いた。一方、30代以上は155人減った。大麻を栽培したとして検挙されたのは、68人増の232人と大幅に増えた。
大麻の所持容疑で検挙されたうち748人について警察庁が調査した結果、危険性の認識がない人は78.2%に上った。17年の調査から約14ポイント上昇し、危険性を軽視する傾向が強まっているとみられる。
大麻を初めて使用した年齢は20代以下が大半で、「誘われた」が最多。動機は「好奇心・興味本位」が最も多く、「その場の雰囲気」が続いた。危険性が低いという情報は「友人・知人」から得るケースが最多で、インターネットが続いた。
同庁は「大麻は脳に影響を与える違法薬物。危険性を正しく認識して、周囲からの誘いを断れるような広報啓発に努めたい」としている。(2021/04/08-10:30)
Record 5,034 People Handled in Cannabis Cases in Japan in 2020
A record 5,034 people were involved in cannabis cases dealt with by Japanese police in 2020, up by 713 from the previous year, the National Police Agency said Thursday.
The total hit a record high for the fourth consecutive year.
The number of such people surged among those in their 20s or younger, the NPA said, citing a lack of knowledge about the danger of cannabis as a cause of the surge. The agency is planning to strengthen related awareness-enhancing activities.
Of the total, 2,540 people were in their 20s, up by 590 from 2019. Those aged below 20 numbered 887, up by 278.
The number of university students rose by 87 to 219 and that of high school students grew by 50 to 159, both hitting record highs. Eight junior high school students were among the offenders.
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