親の離婚「生活苦しく」40%超 法務省が初の実態調査
法務省は12日、未成年の時に親の離婚・別居を経験した20~30代の男女1000人を対象にした調査結果を公表した。父母の別居後に「母と暮らした」との回答が78.6%を占め、金銭面の生活状況について「苦しくなった」「若干苦しくなった」と答えた割合は計40.5%に上った。
父母の離婚・別居の影響に関する実態調査は同省で初めて。1月にウェブアンケート形式で実施した。
別居した親が子どもの生活費(養育費)を支払っていたか尋ねると、回答者の過半数が状況を把握していた。ただ、内訳を見ると「きちんと支払っていた」は16.8%にとどまり、「当初のみ」が14.0%、「時々」が6.8%、「全く支払われていなかった」が18.9%と分かれた。
父母が離婚・別居するとき、誰かに相談できたかについては「相談したいことはなかった」が43.7%で最多。一方、「相談したかったが適切な人がいなかった」「自分で抱え込んだ」「人に言いたくなかった」が計46.9%で、「相談した」は8.9%だった。
「父母の離婚・別居を経験する子どもたちにどのような支援、配慮が望ましいか」(複数回答)を聞くと、「離婚・別居前後に子どもの精神面・健康面に問題が生じていないかチェックする制度」(44.3%)、「子どものための身近な相談窓口の設置」(42.9%)が多かった。(2021/03/12-16:39)
40 Pct of Children Face Financial Woes after Parents' Divorce
A survey by Japan's Ministry of Justice showed Friday that 40.5 pct of people who as minors went through a parental divorce or separation said they experienced financial difficulties after the event.
The proportion of respondents who lived with the mother after their parents' breakup came to 78.6 pct, according to the survey.
It was the first time for the ministry to conduct a survey on the impact of parents' divorce and separation on children.
The online survey, conducted in January, covered 1,000 people in their 20s and 30s.
Over half of the respondents knew whether their parent who left paid child support, including for living and educational expenses, to the other parent.
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