地震計故障、修理せず 福島第1原発、記録取れず―東電
東京電力は22日、福島第1原発3号機に昨年設置した地震計2台が故障したままになっており、最大震度6強を記録した13日の地震の波形記録が取れなかったことを明らかにした。22日開かれた原子力規制委員会の検討会で報告され、東電は「故障の原因究明に時間がかかった。速やかに復旧すべきだった」と釈明した。
東電によると、2011年3月の東日本大震災で、1~4号機の地震計は水没するなどして故障。現在は5号機と6号機の地震計で揺れを測定している。
規制委は昨年3月、水素爆発で損傷した3号機建屋の耐震性評価の必要性を指摘。東電は同月、3号機の1階と5階に1台ずつ地震計を設置した。
しかし、1階の地震計が昨年7月、雨で水没して故障。同10月には5階の地震計もノイズが入るなどの不具合が起きた。
東電の担当者は22日の記者会見で「相次いで故障したため、原因を究明し対策を施してから地震計を設置しようとしていた」と釈明。「速やかに(代わりの地震計を)設置し、改良品をその後に置くというのも一つの方法だったと反省している」と話した。(2021/02/22-19:47)
TEPCO Leaves Fukushima N-Plant Seismometers Unrepaired
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc. left two seismometers at the No. 3 reactor at its Fukushima No. 1 nuclear plant last year unrepaired, officials said Monday.
The instruments at the plant in the northeastern Japan prefecture of Fukushima did not record waves of a powerful earthquake that rocked the Tohoku region Feb. 13 because they were not functioning. The quake measured upper 6, the second-highest level on the Japanese seismic intensity scale, in some locations in Tohoku.
The problem was reported in a meeting of the Nuclear Regulation Authority on Monday.
According to TEPCO, seismometers at the No. 1 to No. 4 reactors at the plant broke down in the March 2011 earthquake and tsunami that hit the northeastern Japan region, triggering a triple meltdown at the power plant.
The company currently measures quakes using seismometers at the No. 5 and No. 6 reactors.
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