医療者ワクチン接種始まる 高齢者クーポン発送遅れも―新型コロナ
新型コロナウイルスのワクチン接種が17日、国内で始まった。全国の国立病院など100カ所の医師や看護師ら約4万人が先行接種の対象で、来週には全ての施設で始まる見通し。同日は東京都内の病院など8施設で125人に接種されたが、厚生労働省によると、重大な副反応やトラブルはない。今後、国民への接種が順調に進めば、大半の人が免疫を獲得することによる流行収束も期待される。
厚労省は同日、優先して接種を受ける65歳以上の高齢者への接種券(クーポン券)発送が当初想定の「3月中旬以降」から遅れる恐れがあることを明らかにした。同日の自治体向け説明会で示した。ワクチンの十分な供給が見込めないためで、接種スケジュールは流動的な状態が続く。
先行接種で使われるのは米製薬大手ファイザー製のワクチン。遺伝情報を記録した「メッセンジャーRNA」の一部を人工合成した新たなタイプで、零下70度で保管する必要がある。原則3週間の間隔を空け2回接種する。同社の臨床試験(治験)で95%の予防効果が確認され、日本の治験でも有効性が認められたため、14日に薬事承認された。(2021/02/17-19:57)
COVID-19 Vaccinations Begin in Japan
Vaccinations against the novel coronavirus began in Japan on Wednesday, targeting some 40,000 medical workers.
The medical workers at 100 locations nationwide, including national hospitals, will be the first to receive a COVID-19 vaccine developed by major U.S. drugmaker Pfizer Inc.
Vaccinations are expected to help the population acquire herd immunity needed to contain the epidemic.
Still, schedules for vaccine supplies to Japan are unclear, making it uncertain when vaccinations will be available for other people, including the elderly.
Pfizer's vaccine is a new type made by synthesizing part of the messenger RNA, which contains genetic information. The vaccine, to be injected twice at an interval of three weeks in principle, is very unlikely to cause serious side effects.
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