7月家計支出、0.8%増=天候不順で伸び率鈍化
総務省が6日発表した7月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は28万8026円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.8%増加した。プラスは8カ月連続だが、天候不順の影響で伸び率は6月の2.7%から鈍化した。同省は、消費動向の基調判断を「持ち直している」と据え置いた。
昨年7月に比べて平日の日数が多く、診療機会が増えて保健医療の支出が伸びた。高精細な「4K」や薄型のテレビ需要も堅調に推移した。一方、7月は首都圏中心に平年より気温の低い日が多く、エアコンや冷蔵庫の販売が振るわなかった。冷房を使用する機会が少なく、電気代が減少。夏物の衣料品や飲食料も不調だった。10月の消費税増税を控えた駆け込み需要の動きについては「まだ見えていない」(統計調査部)という。(2019/09/06-10:51)
Japan Household Spending Slows in July
The pace of growth in Japanese household spending slowed in July due to bad weather, the internal affairs ministry said Friday.
Spending by households with two or more members rose 0.8 pct from a year earlier to 288,026 yen on average in inflation-adjusted real terms.
The consumption expenditures marked the eighth straight month of increase but their pace of growth slowed from the 2.7 pct recorded in June.
Still, the ministry maintained its basic assessment that household spending is picking up.
There was no last-minute surge in demand ahead of a consumption tax increase from 8 pct to 10 pct in October, a ministry official said.
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