昭和電工、アルミ事業売却 米ファンドへ、化学品に集中
昭和電工は28日、アルミニウム関連事業を米大手投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントに売却すると発表した。売却額は500億円前後とみられる。昭和電工は財務基盤を改善し、中核の化学品分野などに経営資源を集中する。
売却対象は飲料缶と、電子部品向け圧延品に関連したアルミ事業で、今年夏の譲渡手続き完了を目指す。2019年12月期の関連売上高は総額約550億円。
アポロは運用資産が4300億ドル(約45兆円)強の有力ファンドで、17年に東芝傘下で経営破綻した米原発大手ウェスチングハウスに事業継続融資を実施した実績を持つ。(2021/01/28-12:13)
Showa Denko to Sell Aluminum Business to U.S. Fund
Japanese chemical maker Showa Denko K.K. said Thursday that it will sell its aluminum-related business to a major U.S. investment fund.
The sale to Apollo Global Management Inc., believed to be in the scale of around 50 billion yen, is part of Showa Denko's efforts to improve its financial base and focus its management resources on the core chemical goods business.
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