西川、好調打線を先導=本領発揮へ上々の滑り出し―プロ野球・オリックス

開幕から3カード連続で勝ち越し、7勝1敗で首位に立つオリックス。チーム打率が3割を超える活発な打線で、とりわけ存在感を示しているのが西川龍馬外野手だ。32打数15安打で打率4割6分9厘はパ・リーグトップ(7日現在)。「去年みたいにならないように、しっかり成績を残す」と反転攻勢を誓ったシーズンで、上々の滑り出しを見せている。
打率1割を切っていたオープン戦とは別人のような好調ぶり。開幕戦で3安打と幸先のいいスタートを切ると、8試合中6試合で複数安打をマーク。どんなコースでも、よく引き付けて中堅から逆方向に運ぶ内容が目立つ。「ヒットゾーンに飛んでいるので、いいかなと思う」。淡々と話す口ぶりが、いかにも「天才」と称される左打者らしい。
広島からFA移籍1年目の昨季は、キャリアワーストの打率2割5分8厘。「散々だった」。巧みなバットコントロール技術があっても、新たなリーグで苦しんだ。球威に負けないスイングを構築しようと、オフは例年以上に筋力強化に没頭。キャンプで工夫を凝らしたティー打撃に励んだのも、全ては本来の実力を発揮するためだった。
チャンスメークも走者をかえす役割も担える西川の存在が、打線につながりを生んでいる。「全員が競い合って高め合って、何とか最後に一番上にいられれば」。昨季のオリックスは貧打に泣いて5位。実績十分の30歳が、2年ぶりの優勝を狙うチームを活気づけている。
[時事通信社]
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