2025-04-05 18:55スポーツ

遠いゴールと勝利=横浜M、停滞の攻撃―Jリーグ

 「アタッキングフットボール」を代名詞とする横浜Mが苦しんでいる。連敗こそ2で止めたものの、3試合連続で無得点。「チャンスの数が圧倒的に足りない」。喜田が指摘したように、決定機をつくれない。
 東京Vとの伝統の一戦。中2日での連戦とはいえ、積極性を欠いた。シュート数は前半がわずか1本で、後半も4本。右サイドの井上を軸に攻めはしたが、クロスの迫力も質も欠いた。ゴール近くまで迫り、シュートを打つ場面はほぼなかった。
 ホーランド監督がまず着手した守備面では、失点数の改善が表れている。一方で、リーグ戦8試合でシュート数が2桁を超えたのは横浜C戦だけ。勇気を持った縦パスや追い越す動きが少なく、遠野は「ボールを後ろに下げるのが課題」ともどかしさを口にする。
 遠い2勝目。「最後は個の質」。指揮官はそう選手に伝えているそうだが、今の横浜Mには得点を奪う明確な型が見えない。攻撃の整備も進めなければ、本来の姿を取り戻すのは難しい。
[時事通信社]

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