トランプ氏、3選は可能?=副大統領から昇格説も―米
【ワシントン時事】トランプ米大統領(78)が憲法で禁じられた3選への意欲を表明し、臆測を呼んでいる。憲法改正という高いハードルがあるため本気だと受け止める向きは少ないが、いったん副大統領となり、その後昇格するなど、抜け道の存在を指摘する声もある。
トランプ氏は3月30日、NBCテレビで「(3期目を務める)方法はある」「冗談ではない」と主張。過去にも3選を排除しない考えを示してきた。純粋な権力への執着や、新たな刑事訴追の回避などが動機だとみられている。
ただ、正面から実現するには「何人も大統領職に2回を超えて選出されることはできない」と定めた憲法修正22条を改正しなければならない。改憲案の発議には上下両院の3分の2の賛成が必要で、わずかな優位しかない共和党の現有議席ではまず不可能だ。このため、真意はレームダック(死に体)化を避ける点にあるとの見方がもっぱらだ。
一方、トランプ氏が法の抜け穴に挑戦することも否定できない。たとえば、バンス副大統領(40)が大統領候補、トランプ氏が副大統領候補として2028年大統領選に出馬するという方法だ。修正22条は「選出」を禁じるが、大統領の死去や辞任による昇格には言及していない。
さらにはトランプ氏が憲法を無視して3選出馬したり、退任を拒んで居座ったりといった可能性も取り沙汰される。ただ、2期目を終える頃にはトランプ氏は82歳。共和党執行部は真剣に取り合っておらず、現時点では「思考実験」の枠を出ていない。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
AI法案、衆院委で可決=来週にも参院送付
-
日米関税交渉、早期妥結に全力=石破首相「立場に依然隔たり」
-
17日の日本選手=米大リーグ
-
三菱UFJ元行員、起訴内容認める=貸金庫窃盗事件―東京地裁
-
米大リーグ・談話
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎