「魚雷バット」話題に=大谷は変更予定なし―米大リーグ

【ロサンゼルス時事】米大リーグが北米で開幕して1週間。話題を集めているのがこれまでと異なる形状の「トルピード(魚雷)バット」だ。打者が球を捉えたい芯の部分、最も太い位置が通常よりグリップに近く、先端は細くなっている。
開幕3試合で15本塁打を記録したヤンキースの一部選手が使用していることで注目度が高まった。このバットで本塁打を放ったボルピは「球を打つ部分が広がるなら理にかなっている」と語る。
製作の中心となったのはマサチューセッツ工科大(MIT)出身の物理学者、リーンハート氏。昨年までヤンキースでアナリストなどを務め、今年はマーリンズで指導。マイナーリーグの若手から意見を集め、今までにない形状が生まれた。
大リーグ機構(MLB)はバットについて直径2.61インチ(約6.6センチ)以下、長さ42インチ(約106.7センチ)以下と規定。この範囲内なら魚雷バットの使用は問題なしとしている。ドジャースのロバーツ監督は「野球という競技はとても伝統的。そういう意味では(許可に)驚いている」と自身の考えを明かした。
ドジャースのマンシーが使うなど、ベンチに持ち込む選手は各球団にいるが、まだ一部に限られている。大谷翔平は「いきなり使うことはもちろんない。最初から可能性を排除することはないと思うが、今のバットで十分に満足しているし、いい感覚なので、継続して使うと思う」と話す。
常識を覆す新形状の魚雷バット。今季の大リーグでトレンドになるかもしれない。
[時事通信社]
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