入学準備、6割「生活費削る」=「困窮家庭への助成拡大を」―NGO調査

中学・高校に今春進学する子を持つ困窮家庭の保護者の約6割が、入学準備のため「生活費を削る」と考えていることが28日、国際NGOの調査で分かった。担当者は「進学時に必要な制服やタブレット代などの負担軽減のため、国や自治体による助成の拡大が必要だ」と訴えている。
調査は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京都千代田区)が1月に実施。経済的な理由から同団体の給付金を申請した、今春進学予定の子がいる保護者2135人からオンラインなどで回答を得た。
必要な費用の捻出方法を複数回答で尋ねたところ、「他の生活費を削る」が最多で、新中学生の保護者で63.5%、新高校生でも59.9%に上った。
何を削減するか(複数回答)では「親の食事量を減らす」が71.3%で最も多く、「冷暖房を控える」(65.4%)、「子どもの衣類・靴の購入を抑える」(63.2%)と続いた。
進学時に用意が難しいものとして、「制服代」や「パソコン・タブレット代」などを挙げる声が目立った。自由記述欄では「そろえないといけないものが多い上に金額が高い。進学を素直に喜べず、子どもに申し訳ない」(東京都内の新中学生の母親)などと嘆く声があった。
[時事通信社]
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