松橋事件訴訟、遺族が控訴=県の責任否定に不服―熊本
熊本県宇城市(旧松橋町)で1985年、男性が刺殺された「松橋事件」で、殺人罪などで服役後、再審無罪が確定した宮田浩喜さん(2020年に死去)の遺族が国と県に損害賠償を求めた訴訟で、遺族側は27日、県の責任を否定した熊本地裁判決を不服とし、福岡高裁に控訴した。
事件では、捜査段階で宮田さんが「燃やした」と供述した布片を検察側が保管していたことが判明。一審熊本地裁は14日の判決で、検察官は公判の被告人質問などで布片が残っていることを明らかにすべきだったなどとし、国に約2380万円の支払いを命じた。
遺族側は熊本県警の捜査にも問題があったと訴えたが、判決は違法性を否定。遺族側は「えん罪を生み出した警察官の責任が認められないのは到底承服できない」などとし、敗訴部分について控訴した。
また、熊本地検も27日、福岡高裁に控訴した。上級庁とも協議したという。
[時事通信社]
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