元副社長ら、改めて無罪主張=SMBC日興相場操縦、7月判決―東京地裁
SMBC日興証券の相場操縦事件で、金融商品取引法違反罪に問われた元副社長佐藤俊弘(62)、元エクイティ部長山田誠(47)両被告ら5人の公判が27日、東京地裁(江口和伸裁判長)であった。最終意見陳述などが行われ、5人が改めて無罪を主張して結審。判決期日は7月22日に指定された。
弁護側は最終弁論で、山田被告は相場を安定させる目的で株を買い付けたわけではなく、「会社に利益をもたらすためだった」と説明。佐藤被告らについては、意思決定に関与していないとして共謀を否定した。
意見陳述で山田被告は「法令順守はもちろんのこと、市場に対して常にフェアだった。無罪を強く信じている」と主張。佐藤被告も「部下には正々堂々と勝負するよう伝えてきた。その私が違法行為のような、信頼を裏切ることをするわけがない」と訴えた。
検察側は山田被告に懲役4年、佐藤被告と元専務執行役員ヒル・トレボー・アロン被告(54)に懲役2年6月、元執行役員アバキャンツ・アレクサンドル(47)、元部長岡崎真一郎(59)両被告に懲役2年を求刑している。
起訴状によると、山田被告らは2019~21年、市場の時間外に大株主から株を買い取って投資家に転売する「ブロックオファー」取引を行う前に、計10銘柄に大量の買い注文を入れ、違法に相場の安定を図ったなどとされる。
[時事通信社]
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