ソフトバンクの1強阻むか=勢いだけでない日本ハム―プロ野球パ・リーグ
パ・リーグはソフトバンクが今季も優勝候補の本命。地力をつけた日本ハムなど、他の5球団が立ち向かう。
ソフトバンクは就任2年目の小久保監督や近藤、柳田ら百戦錬磨の主力が勝ち方を知る。ただ、甲斐の移籍など戦力ダウンもあり、独走で貯金42を稼いだ昨季よりは難しいペナントレースを強いられそうだ。
対抗馬の筆頭は、新庄監督4年目の日本ハム。エース伊藤や主砲の万波らに脂が乗り、勢いだけでなく質も高い。昨季はパで唯一、ソフトバンクに勝ち越しを許さず、戦力の充実度でも互角だ。
昨年は最下位に沈んだ西武も侮れない。昨季新人王の武内が出遅れたものの、今井、隅田ら投手陣は分厚い。攻撃がかみ合えば上位を狙える。
ロッテはドラフト1位新人の西川が打線に活気をもたらしそう。先発陣は米球界に移籍した佐々木の穴を埋められるか。楽天も投手陣の出来がカギ。注目の新人宗山が入り、野手の層は厚くなった。オリックスは森ら主力の離脱が痛手で、オープン戦も振るわなかった。早めに態勢を整えたい。
[時事通信社]
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