巨人、連覇へ戦力充実=阪神とDeNAにも好投手―プロ野球セ・リーグ
セ・リーグは連覇を狙う巨人の戦力が充実。藤川新監督率いる昨季2位の阪神、3位から日本シリーズを制したDeNAが追う展開が予想される。
巨人は投打で最もバランスが取れている。戸郷や井上ら先発の駒がそろい、大勢やマルティネスを擁する救援陣も強力。打線は岡本、吉川ら主軸の仕上がりが順調だ。阪神の投手陣も層が厚い。村上、才木が先発の軸で門別の台頭も期待できそう。2年ぶりの王座奪還には佐藤輝、森下ら打線に昨季以上の迫力が欲しい。
DeNAは2023年に10勝したバウアーが復帰し、先発に好投手が並ぶ。課題の守備と救援陣が改善されれば、優勝争いに絡むチャンスがある。広島は九里の流出が痛手だが、森下、床田らに安定感があり依然として投手力が武器だ。一方で、攻撃陣はオープン戦18試合で計34得点と不安を残した。
序盤から苦しそうなのがヤクルト。先発が足りず、本塁打王の村上ら主力が開幕にそろわない可能性もある。中日はエースの高橋宏を軸に、投手陣が粘れるか。得点力不足の解消には細川、石川昂の奮起が欠かせない。
[時事通信社]
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