2025-03-25 16:27政治

今治造船、技能実習5年停止=労働安全衛生法違反―入管庁が処分

 出入国在留管理庁は25日、外国人技能実習生に対する労働安全衛生法違反で罰金刑が確定したとして、業界首位の今治造船に技能実習計画の認定取り消しの行政処分を行ったと発表した。技能実習法の規定により、同社は今後5年間実習生の受け入れができない。現在受け入れている全ての実習生は他社に転籍することになる。
 違反事案の具体的な内容は明らかにされていない。
 認定の取り消しは、受け入れ事業者に対する処分の中で最も重い。今回取り消しとなった今治造船の実習計画は2134件に上り、一事業者への処分としては過去最多。入管庁によると、技能実習に代わり2027年までに開始予定の「育成就労」制度に基づく外国人労働者受け入れも、処分が解けるまではできない。 
[時事通信社]

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