コメの相対価格、過去最高=6カ月連続、集荷競争激化―2月

農林水産省は19日、2月の2024年産米の相対取引価格(全銘柄平均、玄米60キロ当たり)が2万6485円だったと発表した。激化するコメの集荷競争を背景に、前年同月比で73%、前月比で2%それぞれ上昇、6カ月連続で過去最高額を更新した。
相対取引価格は、全国農業協同組合連合会(JA全農)などの集荷業者と卸売業者との間の取引価格。「令和の米騒動」と呼ばれた昨年夏の極端な品薄の影響で、コメの調達を巡る業者間の駆け引きが過熱。農水省は政府備蓄米の放出を決めたが、価格が落ち着くかは不透明だ。
農水省はまた、25年産の主食用米の作付け意向調査結果も公表。1月末時点の聞き取りでは128.2万ヘクタールに上り、24年産実績に比べ2.3万ヘクタール増えた。19道県が増加傾向、4県が減少傾向、24都府県が前年並みとした。
作況を平年並みとして単純計算すると、生産量は12万トン程度増える見通し。調査は今後も継続するが、コメの価格高騰を受け、生産意欲が高まっていることが背景にあるとみられる。
備蓄米を巡っては、放出予定の21万トンのうち約14万トンは大手集荷業者が既に落札、引き渡しが始まっている。残りの約7万トンについては今月26日から28日にかけて入札が行われる。備蓄米は今月下旬からスーパーなどの店頭に並ぶ見込みだ。
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