イスラエル首相、ガザ攻撃「始まりにすぎない」=停戦交渉と同時並行

【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は18日の演説で、同日未明に行ったパレスチナ自治区ガザへの大規模軍事作戦について「始まりにすぎない」と述べた。多数の民間人が空爆の巻き添えになったことに国際社会から批判が強まる中、あくまでイスラム組織ハマスの壊滅まで軍事行動を継続する方針を示した。
ネタニヤフ氏は停滞中のハマスとの停戦交渉に関し「これからは、協議は砲火の下でのみ行われる」として戦闘と並行して進める考えを強調。「さらなる人質解放には軍事的圧力が不可欠だ」とも述べた。また、サール外相も「(作戦は)1日限りではない」と指摘した。
イスラエル軍は19日、ガザを南北に隔てる区域「ネツァリム回廊」で地上作戦を再開したと発表した。停戦合意を受け、2月に同区域から撤退していた。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、イスラエル軍が18日夜から19日にかけてガザ各地を空爆し、少なくとも24人が死亡したと伝えた。ロイター通信によれば、戦車による砲撃も行われた。
アルジャジーラによれば、18日からの攻撃で、子供約180人を含め、430人以上が死亡。がれきの下敷きになっている人も多い。AFP通信によると、国連児童基金(ユニセフ)報道官は非常に多くの子供も犠牲になったとした上で、既に戦闘で被害を受けていた医療施設も「壊滅した」と訴えた。
ハマス幹部はAFPの取材に、「(イスラエルの目的はハマスに)降伏文書に同意させ、ガザの血によってそれにサインするよう追い込むことだ」と非難した。
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