セバスチャン・コー氏、IOC会長選のプロセス批判
【パリAFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長選に立候補しているワールドアスレティックス(世界陸連)のセバスチャン・コー会長(68)は14日、スポーツ界で最も影響力のある人物になれるかどうかの投票を数日後に控える中で、会長選のプロセスを批判した。選挙はギリシャ・コスタナバリノで20日に行われる。≪写真はセバスチャン・コー氏≫
五輪ムーブメントのリーダーとしてトーマス・バッハ会長の後を引き継ぐ候補者7人の中で、有力候補の一人であるコー氏は、投票権を持つIOCメンバー109人へのプレゼンテーションで、各候補者に許された時間がわずか20分間だったことに不満を抱いている。
また、IOCメンバーとの面会手段が欠如していることも嘆いており、国際機関との電話会議で「このプロセスを見直す必要があるか? それはイエスだ」「もっと良い、もっと包括的な方法があると思う」と述べた。
さらに、何を改善する必要があるのか問われると、「メンバーへの面会手段を増やし、透明性を高めること」だと回答。「選挙は非常に重要であり、一つの大きな意味で、人々に対話の機会を与える」とし、「将来的には、これをもっとオープンで広範なプロセスにする必要がある」と述べた。
コー氏の主なライバルは、2001年まで21年間にわたりIOCを率いたフアン・アントニオ・サマランチ氏を父に持つフアン・アントニオ・サマランチ・ジュニア氏と、競泳女子の元ジンバブエ代表で7個の五輪メダルに輝いたカースティ・コベントリー氏となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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