赤ちゃんウォンバット捕まえた米インフルエンサー出国、豪内相「喜ばしい」
【シドニーAFP=時事】オーストラリア政府は14日、同国訪問中に野生のウォンバットの子どもを母親から引き離す様子を撮影し、人々の怒りを買った米国人インフルエンサーが出国したと報告した。≪写真は、ドイツ西部デュイスブルクで、母親のお腹の袋から出てくるウォンバットの雄の赤ちゃん。資料写真≫
問題の動画はインスタグラムに投稿され、その後に削除された。動画にはこの米国人女性が、シューシューと威嚇音を出すウォンバットを持ち上げ、「赤ちゃんウォンバットを捕まえた」と、カメラに向かって語りかける姿が映っていた。女性はその後、ウォンバットを道路脇に戻した。この米国人女性について、豪メディアはアウトドア系インフルエンサーのサム・ジョーンズさんと報じた。
ジョーンズさんの出国を受け、トニー・バーク豪内相は「オーストラリアのウォンバットにとって、今日ほど喜ばしい日はない」とコメント。また、これより先に、ジョーンズさんの観光ビザが見直しの対象になっていることを明らかにしていた。
アンソニー・アルバニージー首相も13日、ウォンバットを執拗(しつよう)に追い回したインフルエンサーを非難。記者団に対し「母親から赤ちゃんウォンバットをから取り上げ、苦痛を与えるとはただの暴挙だ」と憤慨した。
アルバニージー首相はさらに「この自称インフルエンサーに、オーストラリアの他の動物でも同様に行動してみることを提案したい。赤ちゃんワニを母親から取り上げて、どうなるか試してはどうか」と語った。【翻訳編集AFPBBNews】
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