対無人機、回避でなく撃墜=ウクライナの北朝鮮軍捕虜
【ソウル時事】韓国の大手紙・朝鮮日報は19、20両日付で、ロシアに派遣されウクライナ軍の捕虜になった北朝鮮兵2人のインタビューを報じた。1人は、ウクライナ軍の無人機に対し、回避するロシア軍とは異なり、「すべて撃ち落とした」と話した。
2人は21歳と26歳。対外工作機関の偵察総局所属だと答えた。インタビューはウクライナの捕虜収容所で行われた。
韓国政府は、北朝鮮兵士に多数の犠牲が出たのは、無人機への対応に慣れていないためだと指摘している。21歳の兵士は、ロシア軍からは無人機への対処法として「避けて逃げる」と聞いたが、「われわれはそうしなかった」と説明。北朝鮮の射撃技術は優れているとして「無人機に命中させるのは簡単だ」と主張した。
一方、26歳の兵士は訓練と聞いており、戦闘参加を知ったのはロシア西部クルスク州に到着してから。「ウクライナに派兵された韓国軍が無人機で北朝鮮軍を攻撃している」と教えられていたと証言した。ロシア軍が援護射撃をせず「必要のない犠牲がたくさん出た」と話した。
[時事通信社]
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