安全確約なしで米と合意至らず=希土類供給でウクライナ大統領
【キーウ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、米国が支援の見返りに要求しているレアアース(希土類)の供給に関し、米側と合意に至らなかったのは、ウクライナの安全の保証に関する確約がなかったからだと明らかにした。ドイツ南部ミュンヘンで記者団に語った。
米メディアは、トランプ政権がウクライナの希土類の50%の所有権を求めており、ベッセント財務長官が12日にキーウ(キエフ)でゼレンスキー氏と会談した際に合意文書案を提示したと報じた。
ゼレンスキー氏は「私は文書への署名に同意しなかった」と説明。「安全の保証について明確になれば、(資源の)分配について検討できる。私はまだそれを見ていない」と述べた。
[時事通信社]
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