ガザ復興に「15年」=米特使、居住不可能と強調
【カイロ時事】中東問題を担当するウィトコフ米特使は30日、パレスチナ自治区ガザの現状について「居住不可能だ」と述べ、復興に10~15年を要するとの見方を示した。米ネットメディア「アクシオス」が同氏とのインタビュー内容を伝えた。ウィトコフ氏は29日、ガザを訪問し、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦状況を視察していた。
ウィトコフ氏は、イスラエルの攻撃により「ガザにはほとんど何も残っていない」と強調。「不発弾が多くあり、とても危険だ」と指摘した。その上で、損傷を受けた建物やがれきの撤去に5年、ハマスの地下トンネルが張り巡らされたガザの地盤調査に数年、建物の再建に数年かかるとの見解を明らかにした。
[時事通信社]
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