昨年興収、前年比6.5%減=邦画歴代最高、洋画3割減―映連
日本映画製作者連盟(映連)は29日、2024年の映画興行収入が前年比6.5%減の2069億8300万円、入場者数は同7.1%減の1億4444万1000人だったと発表した。興収は、邦画が好調で歴代最高を記録したが、洋画の不振(同3割減)が響き、4年ぶりに減少した。
邦画の興収は同5.1%増の1558億円で、歴代1位だった16年の1486億円を大きく上回った。作品では1、2位がアニメで、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が158億円、「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が116億4000万円。実写も3位の「キングダム 大将軍の帰還」など50億円超のヒットが3本あった。洋画の1位はアニメ「インサイド・ヘッド2」(53億6000万円)だった。
映連の島谷能成会長(東宝会長)は「新型コロナウイルス禍前5年間の平均の9割の水準」だとして、全体の回復基調は続いているとの認識を示した。洋画についても「大作が戻ってきているので今年は(回復が)期待できるのでは」と話した。
[時事通信社]
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