石破首相、政党法制定に前向き=企業献金存続「国民から理解」―参院代表質問
参院は29日午前の本会議で、石破茂首相の施政方針演説など政府4演説に対する2日目の各党代表質問を行った。首相は、政党のガバナンスの在り方を定める「政党法」制定に改めて前向きな考えを示した。必要に応じて有識者から意見を聴取する意向も明らかにした。
日本維新の会の浅田均参院会長への答弁。首相は「政治の信頼確保のために必要な規律にはどのようなものがあるか、諸外国の制度も参考に、各党と議論を深めたい」と語った。
首相は企業・団体献金を禁止する考えはないとの立場を重ねて表明。「企業・団体献金を含む政治資金を国民の不断の監視と批判の下に置く」と訴え、「このような考え方は国民から理解をいただきつつある」とも述べた。
日中関係については、習近平国家主席との首脳レベルも含めた意思疎通の強化を通じて「課題と懸案を減らし、協力と連携を増やすべく共に取り組む」と強調。「両国は地域と国際社会の平和と繁栄に重大な責任を有している」との認識を示した。公明党の竹谷とし子代表代行への答弁。
[時事通信社]
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