対外援助を一時停止=「米国第一」基準に見直しへ―国務省
【ワシントン時事】米国務省は24日、外国への開発資金の提供や人道支援などを見直すため、対外援助を一定期間停止するよう関係部局に指示した。複数の米メディアが報じた。ウクライナや台湾向けの軍事支援も含まれているとみられ、国際的に波紋を広げそうだ。
見直しは、「大統領の外交政策に完全に合致しない」対外援助には支出しないと定めた大統領令に基づく。トランプ大統領は20日にこの大統領令に署名していた。
停止期間は最大85日で、トランプ氏が掲げる「米国第一」の政策に沿ってどの援助を継続するか判断する。ロシアのウクライナ侵攻や台湾周辺での中国の軍事的威圧が続く中、援助中止が決まれば関係国・地域に影響を与える可能性がある。
[時事通信社]
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