三菱自、合流見送りへ=EV協力は維持―ホンダ・日産統合協議

三菱自動車が、ホンダと日産自動車が進める経営統合協議への合流を見送る方向で調整していることが24日、分かった。企業規模がホンダや日産より小さいことで経営の主体性を失う警戒感があることに加え、日産の経営再建に向けたリストラ策の全体像が依然不明瞭なためだ。ただ、電気自動車(EV)や自動運転といった先端技術開発では、3社の協力関係は維持される見通しだ。
三菱自の株式時価総額は、ホンダや日産に大きく見劣りし、24日の終値ベースで見ると3社合計の1割にも満たない水準だ。
統合協議では、ホンダと日産が新たに持ち株会社を設立し、その傘下に各社をぶら下げる方式を検討しているが、仮に三菱自が参加しても持ち株会社に送り込める役員数は限られ、経営への影響力が限定的となる可能性が高い。
このため、三菱自は統合協議への合流を見送った上で株式の上場を維持して経営の独立性を保ち、強みとする東南アジア諸国連合(ASEAN)市場などで事業を拡大したい考えだ。
[時事通信社]
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