2025-01-19 22:50

共通テスト、全日程終了=新教科「情報」も実施

 大学入学共通テストは19日、2日目が実施された。理科と数学、新教科情報のテストがあり、2日間の日程を終えた。大学入試センターによると、プログラミングなどを問う情報は午後に行われ、約30万1900人が受験した。
 不正行為は全日程を通し計4件。北海道では数学のテスト中、1人が机に公式を書き込んでいたことが確認された。福井、大阪、高知各府県では、試験開始や終了の指示に従わなかったケースがあった。電子機器による不正はなかった。
 栃木、埼玉、福井各県の3会場で誘導ミスなどがあり、計42人が再試験の対象となった。午前中の理科では、京阪電鉄京阪本線が人身事故で運休し、京都と大阪両府の8会場計849人が最大1時間繰り下げて受験。新潟県と東京都の3会場でも、電車やバスの遅延で計3人の開始時間が繰り下げられた。
 1日目は地理歴史・公民と国語、外国語が行われた。東京都と滋賀県の2会場で指示ミスがあり、計86人が再試験の対象となった。英語のリスニング試験で機器トラブルなどがあり、中断した設問から試験を行う「再開テスト」が43会場46人に実施された。
 平均点の中間発表は22日で、最終発表は2月6日。得点調整の有無は1月24日に明らかにされる。
 追試験は同25、26日で、東京都と大阪府の計4会場で実施され、新型コロナウイルスやインフルエンザによる体調不良なども対象。大学入試センターがホームページに詳細を掲載している。 
[時事通信社]

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