2025-01-18 22:18社会

共通テスト初日、大きな混乱なし=「情報」は19日実施

英語のリスニング試験に臨む受験生=18日午後、東京都文京区の東京大(代表撮影)
英語のリスニング試験に臨む受験生=18日午後、東京都文京区の東京大(代表撮影)

 大学入学共通テストが18日、始まった。全国651会場で実施され、志願者数は昨年から約3200人増の約49万5100人。19日までの日程で、初日は地理歴史・公民と国語、外国語が行われ、大学入試センターによると、大きな混乱はなく終了した。2日目は理科と数学、情報の試験が行われる。
 今回は、学習指導要領改定に伴いプログラミングなどを問う情報を初めて実施。出題教科・科目も6教科30科目から7教科21科目に再編された。
 大学入試センターによると、午前中の地理歴史・公民の際に2会場で指示ミスがあり、滋賀県の85人と東京都の1人が再試験の対象となった。午後の外国語では、茨城県の1会場で、JR常磐線の遅延により2人が30分繰り下げて受験した。
 英語のリスニング試験では、機器トラブルなどで中断した設問から試験を行う「再開テスト」が43会場46人に実施された。
 新型コロナウイルスについては、感染症法上の位置付けが引き下げられたことを受け、昨年同様、特別な対策は行われなかった。不正に対しては、警察に被害届を提出する場合があることを周知している。
 共通テストを利用する国公私立大などは838校で、内訳は国立大が81校、公立大95校、私立大522校など。平均点の中間発表は22日に、最終発表は2月6日に行われる。得点調整の有無は1月24日に発表される。
 追試験は25、26日で、東京都と大阪府の計4会場で実施する。新型コロナやインフルエンザなどによる体調不良、痴漢などの事件や事故に巻き込まれた場合も対象となる。同センターはホームページに詳細を掲載している。 
[時事通信社]

英語のリスニング試験に臨む受験生ら=18日午後、東京都文京区の東京大(代表撮影)
英語のリスニング試験に臨む受験生ら=18日午後、東京都文京区の東京大(代表撮影)

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