中日の金丸、即戦力の自覚=期待を背にじっくり調整―プロ野球・羽ばたけ!ルーキー

3年連続最下位からの巻き返しを狙うチームに、大きな戦力が加わった。昨秋のドラフト会議で投手の目玉だった金丸夢斗(関大)が、4球団競合の末に中日へ。最速154キロの左腕は「即戦力として採ってもらった。1年目で2桁勝利が目標」と自覚は十分だ。
兵庫・神港橘高では無名だったが、大学で急成長した。関西学生リーグで72イニング連続自責点ゼロなどの実績を残し、昨春には日本代表「侍ジャパン」の強化試合に出場。完成度の高さは、新人では抜きんでている。
理想の将来像は米大リーグで活躍する今永(カブス)。同じ左投げで、ともに身長は170センチ台後半。金丸は投球の動画を見て参考にしている。背番号は今永がDeNA時代に着けた21に決定。「少しでも近づけるようにしたい」
昨春に腰を痛めた影響で、新人合同自主トレーニングは一部別メニューで行っている。ただ、約2カ月間ノースローで調整したこともあり、状態は悪くなさそう。約30メートルの距離でのキャッチボールでは軽い腕の振りから鋭い球を投じ、井上監督を「球の回転や球筋がいい」とうならせた。
周囲の期待は高まる一方だが、金丸は「無理をせず、やるべきことをしっかりやってキャンプを迎えたい」と冷静。「日本一の投手」という最大の目標も見据え、じっくりと牙を研いでいく。
[時事通信社]

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