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2025-01-16 05:32国際

イスラエルとハマス、ガザ停戦で合意＝戦闘６週間停止、人質解放―１９日発効、１年３カ月の交戦に区切り

　【カイロ時事】イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザの停戦と人質の解放で合意した。交渉仲介国カタールのムハンマド首相兼外相が１５日、発表した。発効は１９日。２０２３年１０月のハマスによる対イスラエル大規模奇襲から約１年３カ月に及び、ガザで４万６０００人以上の死者を出した戦闘に一定の区切りが付く。
　交渉は米国やカタール、エジプトが仲介してきた。カタールでは１５日も大詰めの協議が行われていた。ムハンマド氏は「（仲介国の）努力が実った」と説明。合意履行の手順についてイスラエル、ハマスと詰めの調整を続けると語った。イスラエルメディアは、同国政府が１６日に正式に承認するとの見通しを伝えた。
　ロイター通信によると、第１段階の停戦は６週間で、ハマスはガザで拘束する人質のうち、イスラエル兵を含む女性や子供、高齢の男性３３人を解放する。イスラエル側は、収監するパレスチナ人９９０～１６５０人を釈放。人数は解放される人質の生死によって変動する。
　イスラエル軍はガザから徐々に撤収し、ガザ住民の北部への帰還が始まる。また、１日当たりトラック６００台分の支援物資がガザに搬入される。
　第２段階の停戦に向けた協議は、第１段階開始後１６日目までに開始。さらなる人質の解放やイスラエル軍のガザ完全撤退、恒久停戦について話し合われる見通しだ。　
［時事通信社］

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