警護庁トップ代行の拘束令状申請=大統領捜査妨害の容疑―韓国警察
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは12日、尹錫悦大統領の内乱容疑の拘束令状執行を妨げたとして、警察が特殊公務執行妨害などの容疑で大統領警護庁のキム・ソンフン次長の拘束令状を検察に申請したと報じた。キム氏は朴鍾俊前長官が10日に辞任したことを受けて警護庁のトップ代行を務めている。
警察は高官犯罪捜査庁や警察などの合同捜査本部が3日に尹氏の拘束令状執行のため大統領公邸の敷地内に入った際に妨げた疑いがあるとしてキム氏を捜査。3回出頭を要請したが、キム氏は「警護業務のためいっときも席を空けることができない」と拒否していた。
捜査本部は期限内に尹氏の拘束令状を執行できなかったため7日に裁判所から再度取得し、近く執行を試みる方針。キム氏は警護庁内の「強硬派」とみられ、同庁は断固阻止する構えだ。警察はキム氏を先に拘束した上で、尹氏の拘束令状を執行する可能性がある。
一方、警護庁の警備安全本部長は11日、警察に出頭し聴取に応じた。警察は捜査への対応を巡り警護庁内部に亀裂が生まれ、動揺が広がっているとみている。
[時事通信社]
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