2025-01-11 05:45

新生ジャパン、一枚岩に=世界選手権が14日開幕―ハンドボール男子

 ハンドボールの男子日本代表が、14日に開幕する世界選手権(クロアチアなど)に臨む。昨夏のパリ五輪後に就任したトニ・ジローナ監督の下、新生ジャパンがどこまで強豪に食い下がるか。指揮官は「全員が全試合でベストを出してほしい」と期待を込める。
 スペイン出身の51歳は母国の強豪バルセロナなどで指導経験を持ち、選手育成に定評がある。2028年ロサンゼルス五輪を見据え、チームの基盤固めに取り組んでおり、今回は荒瀬(大体大)や中沖(日体大)ら20代前半の若手を抜てき。五輪経験者やリーグHの主力選手との融合は、大きな課題となる。主将の玉川(東京)は「ファミリーとして、まずは壁をなくすことが大事。一人一人の個性と強みを生かせるように、コミュニケーションを取りたい」とチームの一体感醸成に力を注ぐ。
 36年ぶりに自力で出場権を獲得したパリ五輪は、1次リーグ5戦全敗で敗退。強豪相手に接戦を繰り広げるなど手応えはあったものの、「みんなに惜しかったねと言われるが、プロの世界は勝ち負け。そこはちゃんと受け止めている」と玉川。世界選手権の目標は1次リーグと2次リーグ合わせて最低2勝。新たな一歩を踏み出す。
[時事通信社]

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