2025-01-03 18:45スポーツ

駒大、復路で一矢=佐藤軸に新記録マーク―箱根駅伝

2位でゴールする駒大の小山翔也=3日、東京・大手町
2位でゴールする駒大の小山翔也=3日、東京・大手町

 転んでもただでは起きない、という駒大の信念を体現した。青学大が復路新記録で総合優勝を果たした直後。総合2位でゴールした駒大は青学大の記録を更新して復路優勝を飾り、一矢を報いた。
 6区終了時点で青学大との差は4分7秒。7区に起用されたエースの佐藤が意地の走りを見せた。恥骨のけがから復帰し、これが10カ月ぶりのレース。5キロ手前で2位の中大を抜き去ると、最後まで勢いを保って1時間0分43秒の区間新記録をマーク。青学大との差を1分40秒に縮め、一時は逆転優勝への機運を盛り上げた。「確実に力は付いていると実感できた。復路優勝に貢献できたのが本当にうれしい」と頬を緩めた。
 全10区間で、4年生は2区を担った篠原のみだった駒大。復路は2年の3人が8区から最後までリレーした。3年生の佐藤は「自分と(6区の)伊藤がつくった流れをいい感じでつないでくれて本当に頼もしい」と話した。
 5人が区間賞を獲得した青学大に今回は完敗。それでも今後への期待を抱かせる2日間にはなった。藤田監督は「箱根を戦う上では、もうちょっと選手層を厚くしたい」と次回をにらんだ。
[時事通信社]

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