大阪対決制し気力充実=東海大大阪仰星、競り勝つ―高校ラグビー
大阪の名門校対決を制し、東海大大阪仰星の選手らに充実感があふれた。SO吉田は「負けられない相手だった。最後まで自分たちを信じることができた」。そつのない攻撃でライバルに競り勝った。
湯浅監督が「かなり課題だった」というラインアウトからのモールで前半に浜田が2トライ。密集戦で圧力を受けることはあっても、要所で相手の反則を誘い、主導権を渡さなかった。
後半は相手の隙を見逃さない。敵陣30メートル付近、FB斉藤のクイックスローから、吉田が大きく空いた中央のスペースを駆け抜けた。そのままインゴールに持ち込み、「相手が油断しているところを突けた」。流れをぐっと引き寄せた。
反省点もあった。一時退場者2人を出した終盤にトライを連取され、吉田は「守備の部分で甘いところが出た」と反省を忘れない。準々決勝も追い上げられただけに後半の戦い方は修正が必要だ。
決勝で対戦する桐蔭学園は前回大会の準々決勝で敗れた相手。期する思いは当然強く、「自分たちのやるべきことを最大限出したい」と気持ちを高ぶらせた。
[時事通信社]
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