青学大、連覇へ視界良好=主力快走で往路制す―箱根駅伝
多少の誤算があっても、勝ち切れる強さが青学大にはある。「少しもたもたした場面はあったが、駅伝はチーム戦」と原監督。昨年の総合優勝に貢献した主力が役割を果たし、流れを手繰り寄せた。
1区で10位と出遅れたが、前回に続いて「花の2区」を託された黒田朝が立て直した。「周りは気にせず、自分の走りに徹する」。ライバルのハイペースに惑わされず、中盤の上り坂までは我慢。その後は失速した選手を次々に捉え、最終的には従来の区間記録を上回った。
3区を終えてトップとの差が2分以上に広がり、往路優勝へ黄信号がともったが、ピンチを救ったのが4区の太田と5区の若林。まず太田が区間賞の走りで45秒差に縮めると、3度目の山登りとなった若林は区間新記録をマークしてトップへ。「最高に気持ちよかった」と喜んだ。
出雲、全日本とも国学院大、駒大に敗れて3位にとどまった。だが、過去10年で7度の総合優勝と箱根での強さを誇る青学大には、原監督が培ってきた経験則がある。太田は「1年間をかけて1月2日、3日にチーム全体で合わせている」と胸を張る。
往路優勝を果たした過去の6大会は、いずれも総合優勝も遂げている。復路には山下りのスペシャリスト野村が控えており、原監督は「(6区で)後続を30秒以上離し、『ピクニックラン』で帰ってきたい」。ゴールの大手町で歓喜に沸く光景を思い描いた。
[時事通信社]
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